「地域社会への貢献を続けたい」を多くの大学生と共有

政治経済学部コミュニティ政策学科 3年
坂口  薫
(長野県出身)

P1210829_300_400 私が企画・広報を担当している「わかたま」は、東日本大震災の被災地を応援してきた埼玉県内の大学生が2012年に立ち上げたボランティアネットワークです。震災への関心が薄まる中、被災地の今を伝え続けるため、現地での様々なボランティア体験を共有し、シンポジウムの開催や募金活動など若者が埼玉でできる支援に知恵を絞っています。ここまで充実した学生生活が送れるなんて、入学時には夢にも思いませんでした。

10代半ばにいろいろあって、高校は通信制でした。引きこもりだけはしないよう高校には毎日顔を出していましたが、先のことはあまり考えたくありませんでした。クサっていた私に、担任の先生が「もっと世界を広げたらどうだ」とアドバイスしてくださり、公務員を目指して聖学院大学に進んだのです。「自分の現状を何とか打開しなくては」という思いは持ち続けていたものの、大学1年生の時は人と話をするのも苦痛でした。就職に不可欠といわれるコミュニケーション能力が不足していることに、不安もありました。

大震災が起きたのは、大学2年生になる直前でした。突き動かされるように岩手県野田村を訪れ、がれき撤去のボランティア活動に参加したのが5月です。どこから手を付けて良いのか呆然としてしまう光景が広がる中で、「こんな微力な私でも頼られている」と感じました。6月に聖学院大学で復興支援ボランティアチームを立ち上げ、夏には釜石市に1ヵ月滞在して子どもの遊び相手を務めました。

 「わかたま」にはいろいろなタイプの人がいて、人間の幅を広げてくれます。ガンガン突き進んでいくのは、それが得意な他の人に任せています。私が得意なのは、人を巻き込んでいくことでしょうか。今では周囲から「話しかけやすいタイプ」と言われます。変われば変わるものですね。これからも地域社会への貢献を続けたいと思います。
 
▼坂口さんから受験生の方へ、動画のメッセージ